自動車修理に関する料金の内訳
工賃とは、その作業における技術料と言う意味ではありますが、
自動車修理における料金システムは、基本的には専門家どうし(修理工場と保険会社)が
料金の交渉をする為に細かく細分化された内容のもので、
事故による損害賠償の問題等、場合によっては法廷での資料となる事もありますので
一般のお客様には内容的に難しいかもしれませんが、出来るだけ簡単にしてみました。

工賃算出の概要
ボディを構成する主要な各部品ごとに脱着・取替に要する時間について、業界で細かく定められた「指数」というものがあり、「レーバーレート」にその指数を掛け算して、「工賃」が算出される仕組みになっています

指数について

自研センター等の研究機関において損傷自動車の適正な修理費を算定するために
実車を使い合理的・標準的な修理方法の研究が行われており、
そこでは指数という、損傷自動車の修理費を算定する際に作業時間の見積に
モノサシとして使われるもの
(標準作業時間)が作成されています。
例えば、指数が0.5である場合には、その部位の標準作業時間は0.5時間(30分)となります。
指数には脱着取替指数、補修塗装指数、外板板金指数、内板骨格修正指数の4種類があります。

レーバーレート(時間工賃)について
レーバーレートとは、1時間当たりの工賃のことで、時間工賃とも言われています。
その定義は、「工場総原価にもとづき、一人の直接作業時間1時間当たりの平均工賃原価を算出し、これに適正利益を加算したもの。」ですが、
これでは非常に難しいのでもっと簡単に言うと、
1時間当たりの「工賃」のことを「レーバーレート」といい、個々のショップの規模や修理能力などに応じて独自の設定をしています。全国的な相場は、1時間当たり6,000〜7,000円前後で、一般の時給と比べると高いと思われるかもしれませんが、この金額には、技術料以外に、工場稼働費、設備機器使用費などが含まれています。

よって、
レーバーレート×指数=工賃
工賃+部品代金+材料費+諸費用=総修理費用
と言うような内容となります。

と言う事は・・・・・・
設備と人員の規模の大きさを誇るディーラー工場は
その分どうしてもレーバーレートも高めの設定となってしまいます。
高いレートと中間マージンで・・・・・・

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