安さ、速さを謳う車検！ はたして本当に安いのでしょうか？ |
広告やチラシに掲載されている安価な車検費用は 国で定められた車検時に必要な法定諸費用（税金、自賠責保険、印紙代）と 車検代行費用（ユーザーに代わって車検を行う為の申請費用や手数料） 及び点検費用のみで、実作業に関する料金は含まれてはいません。 広告やチラシの隅に、「別途部品代金及び工賃が必要」と記載されているはずです。 |
| 車検とは、基本的に点検（法定２４ヶ月点検）です。 整備ではありません。 |
車検（点検）と車検整備の違い 車検（24ヶ月定期点検） 車検時（２４ヶ月点検）点検項目は56項目となっています。 お客様のお車に搭載されている定期点検記録簿にも記載されています。 「点検は検査（保安基準適合検査）の前後を問わない」となっていますが、 車検整備 整備には検査基準に適合していないために行う整備と、検査基準は適合するが、 |
| 本当に安い車検とは・・・ |
本当に安い車検とは、ご自身で整備された上で 検査場に持ち込まれる方法が一番だとは思いますが、 大抵の場合はそう言う訳にはいきません。 整備工場等に任せる場合、何を基準に任せれば良いのか 判断材料としてご参照ください。 自動車整備工場では、24ヶ月定期点検項目の点検整備、調整は勿論、 点検項目以外に、安全性確保の為の整備も行います。 それらの費用があらかじめ含まれているため、 見積もり時点での費用はその分高くなりますが、 部品を必要としない調整、整備の場合、作業費用は加算されません。 つまり、必要となる部品代のみでの作業が可能ですので 高年式や走行距離の多い車については、結果として安くなることが多く、 次回車検時まで安心して車を運行することが出来ます。 安さをを売りにする車検サービスでは 法定24ヶ月点検のみの料金であって、調整や整備料金は一切含まれていません。 例えば、ブレーキに磨耗が見られる場合 分解点検しておきながら、さらに分解整備費用（交換工賃）および部品代が発生し、 無駄な2重出費となってしまいます。 点検、整備等、作業に関する全てを分割し、細分化することで 各作業項目毎の価格が安く、割安感を感じます。 また、初回の車検等、部品の磨耗や劣化の少ないと思われる車の場合は 確かに車検費用を安価に抑えることも可能ですが 高年式や走行距離の多い車等、必然的に作業項目の多くなってしまう車の場合、 チリも積もれば何とやら・・・・ それに合わせて費用が加算されてしまい、 結果、通常の整備工場やディーラーでの車検と比較しても それ程安くなくなってしまったり、高くなってしまったりする事もあります。 本当に安く費用を抑える為には 広告等の割安感を訴える目先の料金ではなく、その中身を理解した上で ご自身や、お車の使用状況に合った方法を選択することが大切です。 |
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